コラム
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和歌山弁護士会会長就任について
令和7年1月21日、令和7年度の和歌山弁護士会の会長に当選しました。当選したと言っても、会長に立候補したのは私だけ、でしたので、選挙は実施されていません。
この4月1日から1年間、弁護士会の会長を務めることになりました。
一般の方はもちろん、弁護士であっても副会長などの役員等をしなければ、あまり会長がどんなことをしているのかはわかりにくいかと思います。実際に、私もそうでした。この原稿執筆時点(3月25日)ではまだ就任もしていませんが、概ねどのようなことをしていくのかがわかってきましたので、少しお話します。
まず、弁護士会の組織ですが、会長と3名の副会長が執行部として対外的に弁護士会を代表し、決まった事業を実施していきます。もちろん、会長等4名だけでできるものではなく、それぞれの分野の委員会(刑事弁護委員会や消費者保護委員会等)のメンバーや弁護士会の事務局に具体的なところは担当してもらいます。この何をするのかという点については、各委員会から執行部に提案されたものを執行部会で諮り、執行部会が弁護士会の意思決定機関である常議員会に提案し、採決されてようやく弁護士会の事業ということになります。例えると、行政府である内閣と立法府である国会の関係みたいなものです。
こういった活動であるため、毎週1回は執行部会を開き、月に1回開催される常議員会に提案する内容、資料の準備、説明員の手配などを行います。
これ以外に、会長は中小企業の社長のように「何でも屋」的な側面があり、事務職員の管理、他士業や他の弁護士会とのお付き合い、それから忘れてはならないのは裁判所や検察庁、行政との連絡、協議というものもあります。
以上が、会内での主だった仕事です。
他方で、弁護士会の場合、各都道府県ごとの弁護士会の会長が日本弁護士連合会の理事を兼ねることになっており、日弁連の理事会が月に1回、1泊2日であります。東京の霞が関の弁護士会館にて、木曜日の午前10時45分から始まり、その日は夕方5時まで(夜は会長同士の懇親会などがあり)、翌金曜日は午前9時から夕方5時まで、ひたすら会議が続きます。先日、新理事向け説明会があり、行ってきましたが、今後、取り扱っていく事項の説明だけで約5時間ありました。
加えて、近畿弁護士会連合会という近畿の組織があり、会長はここの常務理事ということにもなっています。そのため、月に1度、大阪弁護士会館で開催される(常務)理事会に出席し、近弁連としての議事を行わなければなりません。これは幸い、午後一杯のみです。
このように会長としての仕事は対外的にも、対内的にも非常に重たいものがあります。
私は今まで、平成27年度と平成30年度の2回、副会長をさせてもらい、ある程度は会長というものをイメージできていたと思っていましたが、いざ自分がなろうとすると想定以上の仕事量に驚きました。4月1日からの1年間という限られた任期で、どこまでのことができるかわかりませんが、健康に留意し、二度とない弁護士会会長としての1年間を全力で走り切りたいと思っています。
4月以降は、このような生活を送っていきます。もちろん、出張しているとき以外は、基本的に和歌山におりますし、日常の弁護士業務も行っています。ただ、留守がちになることは間違いなく、依頼者の方を含め、皆様方にご迷惑をお掛けすることなろうと思いますが、ご理解いただきますようお願いします。
以 上