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アボカドを育てています

弁護士 岡本 浩

私は、所謂「母ちゃん農業」の家庭で育ったため、子どもの頃から田や畑の農作業を見たり、手伝ったりしてきました。このため、野菜や花作りのために土いじりをしている時が、一番に気持ちの安定を得られる人間になってしまったようです。

そのようなことから、今では、弁護士としての業務の上でよほどのことがない限り、一日のうちの一定時間は自宅横の畑で過ごしている状況です。

園芸作業の中でも、果物作りは、花から実へと成長を見守る楽しみと、できた成果物を食する楽しみとがあり、最も好きな園芸分野となっています。

今夏は、マクワウリ・ぶどう・アボカド・桃(-桃は、一本で300~400個の実をつける大木なので、実家の所在する海南市の田舎にて管理しています-)に力点を置いて取り組んでいます。マクワウリ(2021.8.25付の当コラム欄記載)ぶどう(2021.6.3付のコラム欄記載)については、過去のコラムに書いたので、今回は、アボカドを紹介させていただくこととします。

 

アボカドは、食した後の卵大の種から発芽したものを出発点とする第一代目の木が、植え付けから7~8年後より実をつけ始め、30個以上を収穫するまでに育ちました。ところが、数年前に突然に樹勢が衰え、枯れてしまいました。残念無念の思いでいたところ、一代目の実生木に接ぎ木をしてくれたアボカド農家の主から、一代目が枯れた翌年に幼木2本をいただくことができ、二代目として育て始めています。このうちの1本が3m近い高さへ順調に育ちつつあり(-写真①は、全景です-)、今年は、ようやく5個の実をつけるに至っています(-写真②は、育っている実の状況です-)。

写真①

写真②

アボカドは、花をたくさんつけるのですが、これが実となって留まるのが難しいのです。そして留まった実も幼果のうちに落果してしまうことが多く発生します。このため実として留まるのが確認できる状況にまで育つと、大きな安堵感が得られるものです。このような安堵感は、育てている者にして初めて味わえるものと言えます。

今では、この5個の実が順調に育っているか、確認をするのが毎朝の日課となっています。ちなみに、アボカドは成育に大量の水を必要とするため(-これは、栽培経験の中で学習したことです-)、夏場の今は、朝夕にたっぷりと水やりを行っています。

この実の収穫が可能となるのは、11月末から12月頃ですが、それまでに台風により落とされることが起こらないかを心配しつつ、毎日の見守りを続けていく日々です。上手く収穫できたら、また本コラムにて紹介させていただきます。

 

【余話】アボカドは、陸のバターとも呼ばれ、近年は世界中で人気の食材となっています。このため、主産地の中南米では、この生産で豊かになる生産者が出現する一方、果実強奪の強盗団が出現したりの事態も報じられています。また、栽培に大量の水を使用するため、水源の枯渇による飲料水の不足を招き、生産者と生産者以外の住民との間に、水をめぐる争いが多発しているとのニュースも報じられています。このような騒ぎと無縁に、平和にアボカド栽培に取り組めることに感謝。